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今日読んだ本。No.29

昨日は自宅療養をしていました。
実家に…と思ったら全員温泉に出かけているとのことで部屋に留まることに。
そういう時ってなんか孤独です…bearing

昨日は『一九八四年 新訳版』ジョージ・オーウェル(早川文庫)を読み始め、今朝読了しました。
『1Q84』にも登場するし、映画にもなった作品なので話の筋は有名ですが、1984年(おそらく)<ビッグ・ブラザー>率いる党が支配する世界。
体制に不満を抱いている真理省勤務のスミスは反政府の同志を求め、反政府地下活動の一員となるが…
その後の展開はおおよそ想像したとおりです。
スミスは思考警察につかまり、拷問をうけます(しかもあの人の手から!)
その時に出てきたセリフが衝撃でした。
「党が権力を求めるのはひたすら権力のために他ならない。」
正義や善のパッケージはなく、純粋に権力だけを求める。
確信犯には情け容赦はないのです。
最後に出てくる101号室の出来事は自分がされたら、と思うとたまらないです。

とはいえ、わたしは特にページを進む手が止まらない!といったわけではなかったので、一通り読み終えた後はやれやれ、やっと終わったといった感じでした。
おそらく発売当初の時代にあった人々の危機感だとか、世界はどうなってしまうのか、そういった未来への不安が読む側に切実にないからかもしれません。
そして、党の狂気についてさほど目新しい、と思えることがなかったのもあると思います。
なぜならすでに現代はカルト的な狂気が、小説を追い越しまっているのだから。

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