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今日読んだ本。No.74

重松清の新刊『十字架』(講談社より12月中旬発売予定)のゲラを頂いたので読む。
題材はいじめ自殺。自殺した少年フジシュンの遺書に名前を記されたユウとサユ。ユウは親友として。サユは(おそらく)フジシュンが想いを寄せていた相手として。フジシュンがいじめにあっていたことは知っていた。でも自分は当事者ではに、関係ないと思っていた。そう思っていたのにそのことがきっかけで二人は重い十字架を背負わされてしまう。
ユウとサユ、フジシュンの家族、みなそれぞれの十字架を背負いながら月日は流れていくのだが…彼らに救いが訪れる日は来るのか否か…といったストーリー。
いじめ自殺。見て見ぬふり。というテーマは目新しいものではないので、正直新しい感じはしないです。
しかし特筆すべきは自殺の真相を追う雑誌記者・田原のユウたちに投げかけられる辛辣な言葉。この作品のすべては雑誌記者の田原の放つ言葉すべてに凝縮されているのではないでしょうか。ページ数的にはそう多くを語ってないのですが、かなりの存在感を示しています。田原が口を開くたび自分の見たくない部分を見せつけられているような、そんな気分になります。

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