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今日読んだ本。No.78

ひとり暮らしをしている妹がインフルエンザにかかり、この1週間は毎日仕事場と妹の家の往復でした。
だいぶ回復した妹に半ば追い出される感じで(笑)看病生活は終わりました。
その間も妹の様子を見ながらちょこちょこと本を読んでいました。

まずは文庫本。
『暴走老人!』藤原智美(文春文庫)
役所や病院、コンビニetc…突然暴れたり怒り出したりと暴れる「新老人」について考察する一冊。書店も例外ではありません。傍若無人なことをやらかしてくれるのは年配の方に多いです。簡単な理屈が通じない。振る舞いに礼儀もへったくれもない方が多いです。(逆に若い人のほうが礼儀正しい)
そういった老人たちの実例をあげ、その背景を考察するのですが、「時代の変化のスピードに取り残されている感じ」「(それによって)自分が損をしているのではないかという気持ち」を暴走する老人たちは抱えているのではないかと考察します。
これは今を生きる老人たちの問題にとどまらず、これから老人になっていく私たちへの警鐘としても読むことができました。

『「イタイ女」の作られ方』中村うさぎ(集英社文庫)
周りにいる「イタイ女」。なぜ私たちは「イタイ女」を憎悪するのか。そこには女たち(現代はオトコノコも含む)の自意識との戦いがあった。
久しぶりに新作が読めて嬉しいです。太宰治に対しての考察は納得。

『消された一家』豊田正義(新潮文庫)
5年ほど前に九州で起こった事件のルポ。殺人鬼・松永太のもとに監禁された家族が虐待を受け奴隷同然に扱われていくうち、最後は殺し合っていくという悲惨な事件。わたしはこの事件のことはこの本で初めて知りました。内容はかなり衝撃的で「松永のような人間につかまってしまったら」と思うと怖いです。ルポは興味本位といった感じではなく真摯な印象を受けました。DVの問題も扱っていてDVを受ける側の心理がリアルにつかむことができます。

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